第31卦 咸の意味と解釈と卦辞解説

卦辞

亨(とお)る。貞(ただ)しきに利(り)あり。女(じょ)を取(めと)るに吉なり。

31番「咸」は、互いに感応し合う自然な調和と人間関係の深化を意味する卦です。

このページでわかること

  • 第31卦 咸の基本的な意味
  • いまの判断にどう読み替えるか
  • 仕事・恋愛・金運で見るときの入口

入口の選び方

まず卦辞で全体の調子をつかみ、次に総合解説を読み、恋愛と仕事の切り口を見比べ、最後に各爻で具体的な動きを確認する読み方が使いやすい構成です。

知恵の助言

31番「咸」は、山の下に沢が位置する形で、互いに気が通い合う「感応」を象徴しています。

現状と流れ

現在は、あなたと周囲の人々や環境との間で、目に見えない共鳴が生まれている状態です。強引な手段を用いなくても、自然な魅力や誠意が相手に伝わり、物事がスムーズに運ぶ流れにあります。

機会

恋愛や結婚、あるいはビジネスにおけるパートナーシップなど、親密な信頼関係を築く絶好の機会です。新たな出会いや、既存の関係性をより深めるタイミングとして恵まれています。

注意点

感情に任せて焦ったり、表面的な言葉だけで相手を動かそうとしたりするのは避けるべきです。また、自分の欲望だけを追求するのではなく、相手の気持ちを真に理解しようとする姿勢が求められます。

行動指針

自分の内面を磨き、静かに、しかし確かな誠意を持って行動することです。相手を尊重し、対等な立場で心を通わせることで、永続的な調和と成果を得ることができます。

爻辞の詳細

初六

その拇(おやゆび)に咸(かん)ず。

六二

その腓(こむら)に咸ず。凶なり。居(お)れば吉なり。

九三

その股(もも)に咸ず。その随(したが)うを執(と)る。往(ゆ)けば吝(りん)なり。

九四

貞(ただ)しければ吉にして悔(くい)亡(ほろ)ぶ。憧憧(しょうしょう)として往来(おうらい)すれば、朋(とも)なんじの思いに従わん。

九五

その脢(せなか)に咸ず。悔なし。

上六

その輔(ほ)頬(きょう)舌(ぜつ)に咸ず。