第19卦 临の意味と解釈と卦辞解説

卦辞

元(おお)いに亨(とお)りて貞(ただ)しきに利あり。八月に至れば凶あり。

第19番「临」は、陽気が伸長し物事が大きく進展する時期を示し、積極的な行動が吉をもたらすことを意味します。

このページでわかること

  • 第19卦 临の基本的な意味
  • いまの判断にどう読み替えるか
  • 仕事・恋愛・金運で見るときの入口

入口の選び方

まず卦辞で全体の調子をつかみ、次に総合解説を読み、恋愛と仕事の切り口を見比べ、最後に各爻で具体的な動きを確認する読み方が使いやすい構成です。

知恵の助言

第19番「临(りん)」は、上卦の坤(地)と下卦の兌(沢)から成る卦で、下から陽の気が盛んに昇ってくる様子を表しています。

総論

現在は陽気が下から上へと伸びる「临」の時であり、物事が大きく進展し、運気が上昇する時期です。停滞していた状況が動き出し、新しいエネルギーが満ち溢れていますが、同時に「八月に至れば凶あり」という言葉のように、頂点を過ぎれば衰退が訪れる自然の摂理も含んでいます。

要点

この卦の最大の機会は、成長と拡大にあります。自分の影響力を広げ、リーダーシップを発揮することで、周囲の人々を導き、大きな成果を上げることが可能です。誠実さと知恵を持ち、積極的にチャレンジする姿勢が成功を招きます。

注意点

順調な時こそ慢心や油断が最大の敵となります。甘い言葉に惑わされたり、短絡的な行動に出たりすると失敗の原因となります。また、現在の好調が永遠に続くわけではないことを肝に銘じ、将来の変化に対する備えを怠らないようにしてください。

行動の指針

積極的に行動を起こし、計画を実行に移すべき時です。周囲と協力し、誠実な態度で物事に取り組んでください。知恵を働かせて状況を的確に把握し、将来を見据えた堅実なステップを踏むことで、さらなる飛躍が可能になります。

爻辞の詳細

初九

咸(かん)臨(りん)す。貞にして吉なり。

九二

咸(かん)臨(りん)す。吉にして利あらざるなし。

六三

甘(かん)臨(りん)す。往くところ利なし。既にこれを憂(うれ)うれば、咎なし。

六四

至(し)臨(りん)す。咎なし。

六五

知(ち)臨(りん)す。大君(たいくん)の宜(ぎ)なり。吉なり。

上六

敦(とん)臨(りん)す。吉にして咎なし。