第3卦 屯の意味と解釈と卦辞解説
卦辞
元(おお)いに亨(とお)りて貞(ただ)しきに利(り)あり。往(ゆ)くところあるに用(もち)うるなかれ。侯(こう)を建(た)つるに利あり。
第3卦「屯」は、万物が芽生えるがまだ困難な時期を表し、忍耐と準備が求められる卦です。
このページでわかること
- 第3卦 屯の基本的な意味
- いまの判断にどう読み替えるか
- 仕事・恋愛・金運で見るときの入口
入口の選び方
まず卦辞で全体の調子をつかみ、次に総合解説を読み、恋愛と仕事の切り口を見比べ、最後に各爻で具体的な動きを確認する読み方が使いやすい構成です。
知恵の助言
現状は、新しいことが始まったばかりで、芽生えようとしているものの、まだ硬い土に覆われているような状態です。
総論
現状は、新しい芽生えが見えるものの、まだ硬い殻や土に覆われているため、思うように進まない「屯(ちゅん)」の状態です。流れとしては、雷が水の上にあり、動こうとすれば危険が伴う混沌とした時期であり、焦燥感や不安が生じやすい状況にあります。
要点
この卦における最大の機会は、この困難な時期にこそ、将来の大成のための基礎を築けることです。表面的な成功よりも、内なる実力を養い、人間関係や組織の土台を整えることが、後の飛躍につながります。
行動の指針
焦って目的地へ急ぐのではなく、現在地でしっかりと足場を固めることが肝要です。目の前の障害を一つ一つ丁寧に処理し、自分のリーダーシップや役割を確立することに専念してください。
注意点
状況の困難さに怖気づいて投げ出したり、逆に無理に突破しようとして失敗したりすることを避けなければなりません。また、独断で行動せず、慎重かつ忍耐強い態度を崩さないよう心がけてください。
爻辞の詳細
磐桓(ばんかん)たり。貞に居(お)るに利あり。侯を建つるに利あり。
屯(ちゅん)如(じょ)たり。邅(てん)如たり。馬に乗ること班(はん)如たり。寇(あだ)するにあらず、婚媾(こんこう)せんとす。女子貞(ただ)しくして字(あざな)せず、十年にして乃(いま)だ字す。
鹿(しか)に即(つ)くに虞(ぐ)なし。ただ林中に入る。君子は幾(き)を見て舎(す)つるに如(し)かず。往けば吝(りん)なり。
馬に乗ること班(はん)如たり。婚媾を求む。往けば吉にして利(り)あらざるなし。
その膏(こう)を屯(とど)む。小(しょう)なれば貞(ただ)しくして吉。大(だい)なれば貞しくして凶。
馬に乗ること班(はん)如たり。泣血(きゅうけつ)漣(れん)如たり。