第4卦 蒙の意味と解釈と卦辞解説

卦辞

亨(とお)る。我(われ)より童蒙(どうもう)に求むるにあらず、童蒙より我に求む。初筮(しょぜい)には告(つ)ぐ。再三すれば涜(けが)る。涜(けが)るれば則(すなわ)ち告(つ)がず。貞(ただ)しきに利(り)あり。

第4卦「蒙」は、知識が未熟で迷いがある状態を表し、謙虚に学ぶことで道が開けることを示しています。

このページでわかること

  • 第4卦 蒙の基本的な意味
  • いまの判断にどう読み替えるか
  • 仕事・恋愛・金運で見るときの入口

入口の選び方

まず卦辞で全体の調子をつかみ、次に総合解説を読み、恋愛と仕事の切り口を見比べ、最後に各爻で具体的な動きを確認する読み方が使いやすい構成です。

知恵の助言

現状は、山の下に水がたまっている「蒙(もう)」の象徴のように、物事がまだ明確ではなく、知識や経験が不足している状態です。

総論

現状は知識が未熟で判断に迷う「蒙」の状態ですが、これは成長の前段階です。流れとしては、この混沌とした状況を打破するために、謙虚な姿勢で外部の知恵や指導を取り入れることが不可欠です。

要点

この卦における最大の機会は、自分の無知を自覚し、それを補うための学びや指導者との出会いにあります。未熟な自分を認めることこそが、将来の発展への足掛かりとなります。

行動の指針

積極的に教えを請うことが求められます。ただし、一度占ったり尋ねたりした結果に対して疑念を抱き、何度も繰り返し問うのは良くありません。得られた答えを信じて実行に移すことが重要です。

注意点

未熟な判断で焦って行動したり、見栄や欲のために誤った道を選んだりしないよう警戒が必要です。また、指導者を試すような態度は運気を損なうため、誠実さを忘れないでください。

爻辞の詳細

初六

蒙(もう)を発(ひら)く。人を刑(けい)するを用いるに利あり。桎梏(しっこく)を説(と)くを用(もっ)てす。往(ゆ)けば吝(りん)なり。

九二

蒙を包(い)る。吉なり。婦(つま)を納(い)る。吉なり。子(こ)は家を克(よ)くす。

六三

女(じょ)を取(めと)るに用(もち)うるなかれ。金夫(きんぷ)を見て躬(み)を有(たも)たず。往(ゆ)くところ利なし。

六四

蒙(もう)に困(くる)しむ。吝(りん)なり。

六五

童蒙(どうもう)なり。吉なり。

上九

蒙を撃(う)つ。寇(あだ)をなすに利あらず。寇を禦(ふせ)ぐに利あり。