第13卦 同人の意味と解釈と卦辞解説

卦辞

同人(どうじん)を野(や)にす。亨(とお)る。大川(たいせん)を渉(わた)るに利(り)あり。君子の貞に利あり。

第13卦「同人」は、志を同じくする仲間と協力し、共通の目標に向かって進むことで大きな成功を収めることを意味します。

このページでわかること

  • 第13卦 同人の基本的な意味
  • いまの判断にどう読み替えるか
  • 仕事・恋愛・金運で見るときの入口

入口の選び方

まず卦辞で全体の調子をつかみ、次に総合解説を読み、恋愛と仕事の切り口を見比べ、最後に各爻で具体的な動きを確認する読み方が使いやすい構成です。

知恵の助言

第13卦「同人」は、天の上に火が燃える象で、人々が心を開いて集まり、共通の目的のために協力する姿を表しています。

総論

現状は、個人の力だけでは不十分であり、他者との協力を必要としている状況です。流れとしては、誠実な態度で広く人々と関わることで、物事がスムーズに進展し、大きな成功へと向かうでしょう。機会は、共通の目的を持つ仲間との出会いや、組織全体の結束を高めることにあります。注意点は、身内だけで固まって閉鎖的になったり、特定の人にだけ肩入れしたりすることです。行動指針としては、公平な立場でリーダーシップを取り、多くの人々を巻き込んで困難な課題を乗り越えることです。

要点

この卦の核心は、私利私欲を捨てて公のために尽くすことにあります。自分の意見を押し通すのではなく、相手の立場を理解し共通項を見つける努力が成功への鍵となります。また、一時的な対立があっても、最終的には笑い合えるような強い絆を築くことが可能です。

行動の指針

積極的にコミュニケーションを取り、自分のビジョンを周囲に明確に伝えるべきです。組織やチームにおいては、公平なルールに基づいてメンバーを統率し、皆が納得できる形で目標に向かって進んでください。

注意点

特定のグループや身内だけで結束しようとすると、かえって孤立や失敗を招く恐れがあります。感情的な対立を深めたり、無理に自分の考えを押し付けたりすることは避け、広い視野を持つことが大切です。

爻辞の詳細

初九

同人を門にす。咎(とが)なし。

六二

同人を宗(そう)にす。吝(りん)なり。

九三

戎(じゅう)を莽(くさむら)に伏(ふ)せ、その高陵(こうりょう)に登る。三歳(さんさい)まで興(おこ)らず。

九四

その墉(かき)に乗りて、攻(せ)むるに克(か)たず。吉なり。

九五

同人、先に号咷(ごうとう)して後に笑う。大師(たいし)克(か)ちて相(あ)い遇(あ)う。

上九

同人を郊(こう)にす。悔(くい)なし。