第27卦 颐の仕事の意味と解釈
仕事 意味と解釈
仕事における「養い」の構造、すなわち能力の蓄積と適切な分配。
このページでわかること
- 第27卦 颐の仕事における意味
- 仕事での判断ポイント
- 今取るべき行動と注意点
入口の選び方
まず質問に合う入口を選びます。全体の流れなら総合、仕事なら仕事、関係なら恋愛、お金なら金運です。
知恵の助言
正しい方法で自己を養い、他者に貢献する姿勢であれば吉ですが、依存心や強欲は凶を招きます。
進め方
「頤を観て」とあるように、まずは組織内で成果を上げている人の方法論や、リソースの分配の仕方を観察することから始めます。自分の内にある「霊亀(本来の能力)」を信じて、地道な自己研鑽を積み重ねることが最も確実な進め方です。焦って近道を選ぶのではなく、正しいルートで必要な栄養(知識や経験)を摂取してください。
協力
この卦における協力とは、一方的な支援ではなく「相互に養い合う」関係を指します。上司や先輩から指導を受ける際は、虎視眈々と学ぶ姿勢を見せることが信頼につながります。また、自分が立場にある場合は、部下や同僚が成長できるように機会を与え、組織全体の活力を高めることが求められます。
立ち位置
自分が今、組織の中で「栄養を与える側(管理者・指導者)」にいるのか、「与えられる側(学習者・実行者)」にいるのかを冷静に見極める必要があります。もし与えられる側なら、素直に学びを吸収する姿勢を貫き、与える側なら責任を持ってリソースを配分する役割を全うしましょう。
注意点
初爻の「爾の霊亀を舎てて」にあるように、自分の持っている優れた資質を忘れて、他人の成功をただうらやましがること(頤を垂るる)は最も避けるべき行為です。また、自分の立場や能力に合わない無理な要求や、不正な方法で利益を得ようとする「拂(もと)る」行いは失敗を招きます。
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爻辞の詳細
爾(なんじ)の霊亀(れいき)を舎(す)て、我を観(み)て頤(あご)を垂(た)る。凶なり。
頤(い)に顚(さかさ)ます。経(つね)に拂(もと)りて丘に頤(やしな)わる。征(ゆ)けば凶なり。
頤(い)に拂(もと)る。貞(ただ)しけれども凶なり。十年用(もち)うるなかれ。利(り)するところなし。
頤(い)に顚(さかさ)ます、吉なり。虎視(こし)眈眈(たんたん)として、その欲(よく)逐逐(ちくちく)たり。咎なし。
経(つね)に拂(もと)る。貞(ただ)しきに居(お)れば吉なり。大川(たいせん)を渉(わた)るべからず。
頤(い)に由(よ)る。危(あやう)けれども吉なり。大川を渉るに利あり。