第29卦 习坎の意味と解釈と卦辞解説

卦辞

孚(まこと)あり。維(こ)れ心(こころ)亨(とお)る。行(ゆ)けば尚(たっと)ばるることあり。

第29卦「习坎」は、危険や困難が重なる状況を示しつつも、誠実な心を持ち続けることで乗り越えられることを意味します。

このページでわかること

  • 第29卦 习坎の基本的な意味
  • いまの判断にどう読み替えるか
  • 仕事・恋愛・金運で見るときの入口

入口の選び方

まず卦辞で全体の調子をつかみ、次に総合解説を読み、恋愛と仕事の切り口を見比べ、最後に各爻で具体的な動きを確認する読み方が使いやすい構成です。

知恵の助言

現在は困難が重なり合い、非常に危険で不安定な状況にあります。

現状

困難や障害が重なり合い、非常に危険で不安定な状況にあります。まるで深い穴に落ちたかのような閉塞感があり、自由に行動することが難しい状態です。

流れ

水が低いところへ流れるように、事態はさらに深みにはまるか、あるいは底をついてようやく動き出すかのどちらかです。今は激しく流れに逆らうのではなく、状況の推移を見極める必要があります。

機会

大きな勝利や利益を得る時ではありませんが、誠実な心と忍耐があれば、わずかながら前進することは可能です。内なる精神力を鍛え、周囲の信頼を得ることこそが、将来の突破口となります。

行動指針

焦って無理に脱出しようとせず、冷静に状況を受け止めてください。軽率な行動は破滅を招くため、謙虚な姿勢で小さな一歩を積み重ね、誠意を持って対処することが求められます。

爻辞の詳細

初六

習坎(しゅうかん)。坎窞(かんたん)に入る。凶なり。

九二

坎(かん)に険(けん)あり。求むれば小(すこ)しく得。

六三

来(きた)るも行くも坎坎(かんかん)たり。険(けん)にして且(か)つ枕(しず)む。坎窞(かんたん)に入る。用(もち)うるなかれ。

六四

樽酒(そんしゅ)、簋(き)貳(じ)、缶(ふ)を用(もっ)てし、約(やく)を牖(まど)より納(い)る。終(ついに)咎なし。

九五

坎(かん)盈(み)たず。祗(ただ)に既(すで)に平(たい)らかなり。咎なし。

上六

係(つな)ぐに徽纆(きぼく)を以(もっ)てし、叢棘(そうきょく)に寘(お)く。三歳(さんさい)まで得ず。凶なり。