第49卦 革の意味と解釈と卦辞解説

卦辞

巳(し)日にして乃(すなわ)ち孚(まこと)あり。元(おお)いに亨(とお)りて貞(ただ)しきに利(り)あり。悔(くい)亡(ほろ)ぶ。

第49卦「革」は、古い体制を脱ぎ捨て、新たな秩序を築くための抜本的な変革を意味します。

このページでわかること

  • 第49卦 革の基本的な意味
  • いまの判断にどう読み替えるか
  • 仕事・恋愛・金運で見るときの入口

入口の選び方

まず卦辞で全体の調子をつかみ、次に総合解説を読み、恋愛と仕事の切り口を見比べ、最後に各爻で具体的な動きを確認する読み方が使いやすい構成です。

知恵の助言

第49卦「革」は、古い習慣や制度が限界を迎え、抜本的な変革が必要とされる状況を示しています。

総論

第49卦「革」は、変革と改革を象徴する卦です。上卦の「沢(だ)」と下卦の「火」の組み合わせは、火が沢の水を煮立てて変化させる様子を表しており、古い体制や習慣を脱ぎ捨てて新たな生まれ変わりを遂げる意味を持ちます。これは単なる修正ではなく、抜本的な構造転換が必要な時期を示しています。

要点

現状は、これまでのやり方や制度が陳腐化し、限界を迎えている状態です。流れとしては、停滞した空気を打破し、新たなエネルギーを注入する動きが高まっており、変化は不可避なものとなっています。しかし、変化への抵抗感や混乱も予想されるため、慎重かつ着実な進行が求められます。

行動の指針

機会は、まさに今、改革の旗揚げを行うことにあります。行動指針としては、まずは周囲の状況を十分に観察し、信頼関係を構築した上で、適切なタイミング(巳日)を待って一気に改革を断行することです。虎変(こへん)のごとく、堂々と力強く変化を実現させてください。

注意点

注意点は、時期尚早な行動や、準備不足のまま無理に進めようとすることです。また、変革が成功した後に慢心してさらに過激な行動に出ると、逆に凶を招く恐れがあります。常に正しい動機と周囲の信頼を忘れず、節度を持って行動することが肝要です。

爻辞の詳細

初九

鞏(つよ)くするに黄牛(こうぎゅう)の革(かわ)を用いる。

六二

巳(し)日にして乃(すなわ)ちこれを革(あらた)む。征(ゆ)けば吉にして咎なし。

九三

征(ゆ)けば凶なり。貞(ただ)しけれども危(あやう)し。革(あらた)むるの言(こと)三(みたび)就(な)れば、孚(まこと)あり。

九四

悔(くい)亡(ほろ)ぶ。孚(まこと)ありて命(めい)を改(あらた)む。吉なり。

九五

大人(たいじん)は虎変(こへん)す。占(うらな)わずして孚(まこと)あり。

上六

君子は豹変(ひょうへん)し、小人は面(おもて)を革(あらた)む。征(ゆ)けば凶なり。貞(ただ)しきに居(お)れば吉なり。